今回は、人生初めて受けたオーディションの続きのお話をしたいと思います。
僕がもともとオーディションを受けたきっかけは、音楽グループの仲間のみんなに自分の大好きな音楽という分野でチャレンジしている姿を見せたかったからです。
僕は声も低いですし、そんなに飛びぬけて上手というほどでもないことは自分でも自覚しているつもりでしたので、まさか合格するとは夢にも思っていませんでした。
でも、Music Planetの最初の面接のときに運営方針におけるお話を伺い、僕の音楽グループの運営方針と意外にも共通点がありました。それはお互いの『音楽に対する思い』の中にありました。
日本の音楽って何か変?
日本の音楽って、僕の勝手な主観では有名になる人も音楽教室の先生や音楽を仕事にしている人とかも含めてプロフィールを見ると凄い経歴をお持ちの方が多い印象にありました。
これまでのアーティストのオーディションなどでも何万人に1人とか、有名な事務所で採用されて全面的に事務所がバックアップしてくれる仕組みになっていたりして、とても一般人には現実的に考えることのできない世界がそこにあるようなそんな感じです。
勿論、お客様を集めるビジネスの観点で考えると当然といえば当然なのかもしれませんが、もっとラフに音楽で需要と供給がもあってもいいんじゃないかなって思います。
音大卒の人だったり、海外で活躍した人だったり、何かのコンクールで優勝したことがあったりみなさん凄くて気後れしていまいます。
でもそれが音楽をやってもいい人(許される人)、悪い人(許されない人)みたいな印象を与えてしまったり、趣味でやりたいバンドにせよ何にせよ、音楽を人生の途中から始めた人達にとってはその輪の中に入るためのハードルを高く感じるようになっているようにも思います。
実際にバンドでメジャーデビューした人や、音楽を仕事にしてきている人達が音楽の仕事だけで生計を立てるに十分な収入を得ているかといったら、実はそうでもなかったりするお話とかを耳にすると、やっぱりなんかその変も含めてちょっと変だなって思うことがありました。
これまでの日本ってプロとアマの差が非常にハッキリしていたのかもしれません。
もっとアーティストで頑張っている人たちに頑張っているだけの報酬を受ける仕組みを整えたり、やりたいときにやりたいレベルの音楽仲間をすぐに見つけて気楽に音楽を楽しめるフィールドがあってもいいんじゃないかなって思うんです。
多分、世の中もそう変わりつつあるんだと思います。
その辺がMusic Planetの方もお話されていた共通点でした。
音楽をできる人、できない人
もともとそんな縛りなんてないですよね。w
しいて言うなら『他人に迷惑をかける人』にならなければいいだけだと思います。
それは音楽の上手い、下手関係なく人としてのモラルのお話じゃないかなって思うのですが、『上手じゃない=他人に迷惑をかける』と解釈する人もまだまだ多いと思います。
そうかな?って思いませんか?
どっちかというと日本人は繊細であるが故に『恥ずかしがり屋』であったり、他人に対する『評価が厳しい』かったり『警戒心が強い』のかもしれません。
それが日本で音楽をするために多少の勇気のいることで、それを恐れて仲間を見つけられずに一人で音楽をして才能を活かせていない人たくさんいるように感じています。
もっと音楽する人も聞く人も、おおらかに寛容になれば日本国内でもお互い素直に楽しみやすい風潮が広がっていきそうな気がしています。
ネット社会が進み、YouTubeやTicTokなど自己を表現する手段も増えたので、だいぶ緩和されてきたようにも思えますが、それらのSNSでも競争社会的な雰囲気もありますし、多少の勇気がいる行動ですので、できる人できない人ってやっぱりいると個人的には感じます。
音楽に対する思い
僕はたいしたアーティストじゃないです。w (先に言っておきます)
幼い頃からアーティストに憧れていた普通のサラリーマンです。
でもこれからは超高齢化社会、ネット社会、ストレス社会、テクノロジーが世の中を変える時代です。どんどん便利になっていく一方で情報格差や貧困格差も進んでいきます。
そんな世の中で生きる力を養っていくにはどうしていったらいいでしょうか?
僕は、音楽は楽しみながら人を成長させる力や機会を作ろうと思えばいくらでも作ることができるツールだと思っています。
・人前で歌うにせよ、MCをして楽しませるにせよ、プレゼンのスキルが必要になります。
・曲を覚えるには自分に集中する時間が必要になります。
・歌詞を考えたり、作曲するのはクリエイターとしての力が必要になります。
・ライブの告知や広告を作成するのも営業力が必要になります。
・ライブハウスやスタジオで練習すると汗もかき、ちょっとした運動にもなります。
・ホームページ、CD、PVを作成したりするにはマーケティングの力も必要になります。
ここまで来るとちょっとした個人事業主とあまり変わらないと思いませんか?
だから音楽を一生懸命やっている人は年齢も関係なくバカにできないのです。
小学生、中学生でも行動力のある人は、自分を売り込むのが上手ですし、勢いがあります。
僕はこの音楽を通じて自分がアーティストとして有名になることよりも、自分の趣味である音楽でこれから高まっていく超高齢化社会やストレス社会に対して、何か社会の役に立てることをやっていけたらいいなと思っています。
そうやって音楽グループの仲間たちと楽しみながら、自分なりの音楽との付き合い方をこれからも大切な仲間たちと一緒に見つけていけたらと思います。
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