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『オンラインライブ』勉強してみました【サービス編】

こんにちはKAZUNOです。


今回は僕も最近気になる『オンラインライブ』って実際にどんなものがあるの?について調べてみました。折角ですのでみなさんと一緒にお勉強していきたいと思います。


都内近郊もようやく少しずつコロナ自粛が緩和されはじめてきていますが、まだまだライブハウスは3密のリスクが高いとされており、経営が厳しいお店も多いかと思います。


勿論、音楽は生演奏、生音源、生ライブに勝る感動はないのですが、お客様がお店に来ない状況が生じても動じないお店にしていくには、新しい時代に向けて引き出しを増やしていく必要がありそうです。


僕もやはり自由ヶ丘のグランチェルトで毎月1回ライブに出演させて頂くようになりましたが、現在はオンラインでの無観客ライブでの出演でお願いしている状況です。

やっぱり観てくださっているお客様の反応がないのはちょっと寂しくも感じますが、最近では一概にデメリットばかりではないのではないかと感じることも増えました。


アーティストもライブハウスも「オンライン」と「オフライン」を使い分けながら、うまく付き合っていく方法を一緒に探していけたらと思います。

『オンラインライブ』の良さについて

早速ですが、一言で「オンラインライブ」といっても色々ありそうです。


料金を無料にしてとにかく認知を広げるための「投げ銭制」と当日までにチケットをオンラインで販売して購入者だけが見れる「有料制」と2つのケースがあります。


その中でもライブハウスでオンラインサービスを利用する観点も踏まえて、使えそうなものを一部ご紹介してみたいと思います。


『投げ銭制』

『投げ銭制』で気になってくるのは投げ銭(デジタルギフト)に対する「還元率」というものになります。


還元率高めの「Hakuna Live


「Hakuna Live」のケースでいうと多くのライブ配信アプリの還元率が10%~50%に対して、「Hakuna Live」の還元率は82%~100%とずば抜けているのが人気みたいです。

ミュージシャンやアイドルなどの配信が多そうです。


アプリ


高額の投げ銭が期待できるYou Tubeの「Super Chat」


You TubeのLive配信機能である「Super Chat」は、利用者がYou Tubeから利用できる点と投げ銭の金額が100円~50,000円までできるという高額な投げ銭が存在する点に特徴がありそうです。またゲーム配信と相性がよいそうで人間とキャラクターの動きを連動する”モーションキャプチャー”という機能があるのでそれを利用する点においても人気が高い様子で、実際にこれを利用して時給90万円を稼いだ人がいるそうです。


でも手数料が30%というのが少し高い点とSuper Chatを使える人には条件があるため、それをクリアーした人じゃないと使えないみたいですので注意が必要です。


条件1:有効な公開動画の総再生時間が直近12か月間で4,000時間以上

条件2:チャンネル登録者数が1,000人以上


条件2は、かなり厳しいお話で一般的な人にはちょっと現実味のないお話かもしれませんね。。。どちらかというとゲーム配信などに相性がよさそうとの声があがっています。


少額からクラウドファウンディングができるCAMPFIREの「Polca」


クラウドファウンディングのプロであるCAMPFIRE社が手掛ける「Polca」では、目標金額300円(~10万円まで)のミニプロジェクトを立ち上げることができるクラウドファウンディングアプリとなっています。


実際にはクラファンというより投げ銭といった感じの様子で、手数料は以下のとおりとなっています。


「最終的に達成した支援額の6%」+「決裁手数料4%」+「銀行の振込手数料(税込)216円」


◆アプリ


※でも、今年(2020年)10月にはサービスが完全に終了するそうです。

困った人を応援するクラファンの仕組みであるお礼「リターン」がなくて変な目的で利用されているケースが散見されたため、CAMPFIREも撤退を決めたのではないかと思われます。


ツイキャスで投げ銭ができる『キートス』


ツイキャスもPolcaと同じような企画ページを立ち上げて支援を募るサービスを「キートス」という名前のサービスで展開しています。こちらはツイキャスの放送内で告知・宣伝できるようになっているそうですので、それはいいなと思いました。


ライブの予定と目標金額と目的をツイキャスのコミュに書くだけで支援を募ることができる仕組みとなっており、目標金額は1,000円から設定できるそうです。


「キートス」の作成はツイキャスアカウントを持っている人であれば誰でも簡単に作成ができ、「コミュ」で企画ページを作って投稿するだけとなっていますが、この機能を利用できる条件として「直近3ヶ月の累計視聴時間が300時間以上のユーザー」が有効にできるそうですので、まずはその条件をクリアーしていけるように努力する必要はありそうです。

ちゃんと支援者にお礼を送ることもできるそうです。


有料制

対して『有料制』は、チケットを購入頂いた方にだけライブ配信を提供するといったサービスとなります。これは本当に多くのところで開催しているのでまだ新しい仕組みやサービスがどんどん生まれてくるような気がしますが、一番わかりやすいところでいうと「ツイキャス」のプレミア配信サービスなんかがあります。


僕も現在お世話になっている自由ヶ丘に事務所のあるエムズレコードのお店『グランチェルト』でもこの「ツイキャス」プレミア配信サービスで前売りチケットを販売して無観客ライブで出演させて頂いています。


また当日のライブは配信のときに加えて、チケット購入者には14日間その録画を視聴することもできるので、時間や距離の制約で当日ライブハウスまで足を運べないお客様にも安心して当日のライブを観ることができたり、何度も観かえすこともできるのでお気に入りの曲があったときにはとても便利でもあります。


ライブハウスの経営というと、こうした『オンライン』と従来の『オフライン』のどちらも対応していくことが、次世代のライブハウスの常識となってくるように個人的には感じているところではあります。


とはいえ、チケットの値段がそれなりの金額となると、購入者に対してもそれなりのクオリティをフィードバックしていかなければいけませんし、まだそこまで活発なわけではありませんが、そのような配信を色々な場所でやる時代になってくると勿論同じ日にちと場所は1つしかありませんから、アーティスト側もお店側も次に繋げるためにも競争する構図が自然と出来上がってくると思いますので開催側の腕の見せ所となってきそうです。


・音質

・映像

・進行(MCとか企画内容とか)


などなど、どんどん素人とは思えないほどのハイクオリティなものになっていくと思います。

ただ、『有料制』のデメリットとして実際にやってみて感じるところは、自分のチケットを購入頂けるほど好意をもって頂けている人に観て頂くサービスですので、チケットの販売方法や企画の仕方にもよりますが、新しい人に知って頂くための認知度を広げるのにはちょっと向いていないように感じています。


その場合はやはり『投げ銭制』や『オフラインライブ』など自分を知らない人にも知って頂ける方法を併用していく必要があると思います。


もし、『チケット販売』も『認知度を広げる』対策もどちらも実現するとしたら『オンライン対バン』みたいな企画にしていくしかないと思うのですが、現状は出演者側に『ノルマ』を課すやり方として『対バン』でも納得感のいく配分をサービス内で仕組化されているものがないと思いますので、次はサービス側で『どのアーティストのお客様としてのチケット購入か?』というシステムが導入されるようになれば、出演者のアーティストも開催するお店も双方でより活用しやすいものになるのではないかと個人的には思います。


まとめ

このようにオンラインライブには色々な種類がありました。

視聴できる人が無差別でオープンなものや、視聴できる人がチケット購入者に限られるもの、クラファンみたいに目標を設定して思いを伝えて支援してもらうものなど目的によって期待効果も変わってきそうでした。


あと今回この記事を書くにあたり気になったのが『仮想通貨』の存在でした。

自分はよくauの携帯料金払いに混ぜ込んで支払うことに頼ってしまい、仮想通貨はまだあまり使いこなせていないのが現状です。


でも仮想通貨を使いこなせる人は、こうしたオンラインサービスも使い易くなりますし、サービス間の手続きも早くて手軽にできることを感じました。


アーティストもライブハウスなどのお店も『新しい時代』の音楽市場での処世術を知っておくことは大きな差に繋がっていきそうな気がします。


また、次回はオンラインライブをするにあたり必要な環境準備などについても記事にできたらと思います。


ここまでお読み頂き、ありがとうございました。



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